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2027年開通のリニア中央新幹線について

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2027年開通のリニア中央新幹線について

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2027年開通のリニア中央新幹線について

2018.03.22

2027年開通のリニア中央新幹線について

2027年、リニア中央新幹線が東京−名古屋間で開通します。「夢の超特急」、「未来の乗り物」と称されてきたリニア鉄道が、間もなく現実のものとなるのです。
ではリニア中央新幹線開通によって、終着駅がある名古屋市にはどのような影響があるのでしょうか?
リニア中央新幹線の概要と共に説明していきましょう。

リニア中央新幹線とは

リニア中央新幹線は時速500kmで走ることが出来る「超電導リニア方式」を採用し、東京(品川)−名古屋間を最速40分、東京ー大阪(新大阪間)を67分で結ぶ超伝導磁気浮上式リニア新幹線です。JR東海が建設し、東京−名古屋間は2027年、東京−新大阪間は最短で2037年に開業する見込みです。
ルートは山梨県、長野県などの山側ルートが採用されています。気になる料金ですが、料金は現在ののぞみの約1,000円増し程度が予定されています。

リニア中央新幹線を開通させる意義とは

リニア中央新幹線を整備する意義として、JR東海は「大動脈の二重化系」と「3大都市圏の一帯化」の二つを掲げています。近年起こると予想されている「南海トラフ巨大地震」の際に、予想震度が最大となる地域を現在の新幹線は通っています。そのことから、リニア中央新幹線開通による「大動脈の二重化」が早期に必要となっています。
また、リニア中央新幹線で東京、名古屋、大阪を最速67分で移動することが可能になれば、首都圏と中京圏、近畿圏が一つにまとまり、人口6,000万人の巨大都市圏として機能することができます。それにより、首都圏の機能を中京・近畿に分散しやすくなるなど、あらゆる可能性が導き出されると想定されています。

リニア中央新幹線開業で見込まれる名古屋への経済効果

名古屋市の地価は東京都同様に上昇しています。さらに上昇すると予想されています。全国的に地価は横ばい状態で推移していますが、地方都市である名古屋がなぜ上昇傾向ににあるのでしょうか?それはリニア中央新幹線開業と名古屋駅周辺の再開発が密接に関係しています。
現在、名古屋駅周辺では再開発が進んでいます。1964年に東海新幹線が開業した頃に建てられたビルが多く、老朽化が進んでいることに加えて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催と、2027年のリニア中央新幹線開業が追い風になっている動きです。また、2022年には名鉄名古屋駅も着工し、2027年のリニア中央新幹線開業に合わせて完成する予定です。
地価の上昇と再開発、そしてリニア中央新幹線の開業という三つの要素により、名古屋が大きく発展し、大阪を凌駕するという識者の意見もあります。名古屋市政も「第二の経済圏・名古屋」を目指すべく、様々な面でバックアップをしているというのも好材料の一つでしょう。
2027年のリニア中央新幹線開業を待たずして、経済的発展を始めるという見方も出来るのではないでしょうか?

リニア中央新幹線は夢の鉄道です。その鉄道は乗客を早く運ぶだけではなく、経済の発展という素晴らしい事も運んできてくれそうです。特に名古屋は2027年に、大阪よりも先んじて恩恵を受けることが出来ます。これからの名古屋は、様々な面で要注目ではないでしょうか。

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