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観光事業に力を入れる名古屋市行政

  1. 観光事業に力を入れる名古屋市行政
観光事業に力を入れる名古屋市行政

2018.03.22

観光事業に力を入れる名古屋市行政

現在、名古屋市政は観光事業に力を入れています。名古屋駅周辺の再開発に力を入れて「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」の実現を目標としている名古屋市が、なぜ観光事業に力を入れているのでしょうか?

観光事業こそが経済発展の要

名古屋市では2027年のリニア中央新幹線開業と同時に、再開発と観光事業の整備に力を入れています。市では「名古屋市観光戦略ビジョンプロジェクト」を組み、世界的な交流拠点都市を目指しています。もちろん予算でも多くの金額を投計上しています。観光事業に力を入れ、魅力的な観光スポットが出来れば、日本国内からはもちろん、海外からの観光客の来訪が見込めます。観光客が増えれば増えるほど、名古屋市の経済は潤い、発展していくのです。

ではどのようなことに力を入れているのでしょうか?

名古屋港の再開発・レゴランド

名古屋市南部には名古屋港があり、金城ふ頭エリアがあります。長く貿易の中心地として活用されてきましたが、名古屋市は「モノづくり文化交流拠点」と位置づけ、2008年から整備を行ってきました。その一環として2011年には「リニア・鉄道館」が開業。そして要の「レゴランド・ジャパン」の誘致となりました。2011年から誘致、そして交渉を重ね、2015年に起工。2017年に開業となりました。この開業は第一期とされており、現在ではレゴランドホテルが開業、後に水族館も開業する予定です。レゴランド・ジャパン周辺には周辺施設も整備され、貿易拠点であった金城ふ頭エリアはガラッと生まれ変わりました。
そのレゴランド・ジャパン建設費用の320億円のうち、300億円をナゴヤしが出資しています。一部識者からは「出資しすぎ」との意見もありますが、観光事業に力を入れている名古屋市としては、その本気度を現しているのではないでしょうか。

名古屋城の再整備

名古屋市のシンボルとして親しまれてきた名古屋城。金シャチが有名ですが、それだけでは観光面でのインパクトが薄いことは否めません。そこで名古屋市は「名古屋城天守閣の木造復元」と「金シャチ横町の建設」を計画しました。名古屋城天守閣の木造復元に関しては、総工費500億円を計上し、2022年12月の完成を目指しています。また市民より「金シャチ募金」として寄附金を募り、名古屋市民と一体となって復元計画を遂行しています。
「金シャチ横町」は2018年3月29日にオープンします。これは名古屋城とその周辺の魅力の向上、および発信を目的とした施設で、段階的に進められる整備の第一段階となる事業です。今後は多目的ホールの建設や、堀川を利用した名古屋城への水上アクセスなど、様々な取り組みが計画されています。金シャチだけがクローズアップされがちだった名古屋城が、とても魅力的な施設に生まれ変わるのも、遠くないことでしょう。

このように名古屋市では観光事業に力を入れています。全てのきっかけは2027年のリニア中央新幹線開業です。観光事業に市政が力を入れることによって、どれほどの経済効果がもたらされるか、とても楽しみですね。

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